統括された 「八旗制・満州・中国」

八旗制による基本的な編成形体は、有事の際に兵士となる成年男子300人をニルとし、5ニルをジャラン・1500人とし、5ジャランをグサ・25ニル、7500人とするものである。

各グサは、それぞれ固有の旗を持って識別されたので、グサのことを中国語では「旗」と呼ぶようになった。

新たに「満州」という民族名で呼ばれるようになった女直人は、みな8個のグサのうちいずれかの旗に所属させられたので、八旗は軍事組織であると同時に社会組織・行政組織であった。

各ニルにはニル・エジェン、各ジャランにはジャラン・エジェン、各グサにはグサ・エジェンが任命され、統括された。

各グサにはさらにその上に、清朝の皇族である愛新覚羅氏の王が置かれ、ベイレと呼ばれた。

皇帝自身は正黄旗・正白旗3旗の王で、八旗による社会組織は、皇帝の領する3旗と諸王の領するその他の5旗による部族連合国家という側面もある。

update:2010年03月09日